ふむふむ日記

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【書評:「子育て経営学」子育てパパ必見】


「子育て経営学」宮本恵理子著/日経BP2018

オススメ度:★★★☆☆

https://www.amazon.co.jp/dp/4822256669/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_bIbzCbDJCW1DV

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表紙

 

(コメント)

 子育てを経営学として、と連想させるが、要は経営者や代表を務めながらも子育てに積極的に関わっている30-40代のパパ達のお話です。子育てをめぐってもそれぞれ多種多様な価値観があるので、掲載されていることが全てでも正解でもないですが、「こんなパパいるんだ」ということで、今まさに現在進行形で子育てに追われているパパの皆様には面白い読み物になると思います。ちまたには沢山の子育て本が出回っていますが、学者や研究者の理論やべき論よりも、実際に子育てしているパパ達の日々の過ごし方やモットーなどプライベート満載の話の方が、時によっぽど説得力があります。

 

 

(気になった言葉)

「僕たちの世代が生きてきた時代環境と、息子たちがこれから生き抜く環境は全く違います。(中略)だから、親世代の成功体験を押し付けることは、参考になるどころかリスクでしかない」

 

「(公立小学校に進ませたワケとして)私立の系列校は、同質性の高い環境になりがちです。そうした環境で長く過ごすと、いざ社会に出た時、異文化に対応できなくなる」

 

「子育てで最も重要だと考えているのは、とにかく一緒に時間を過ごすこと」

 

「自我が芽生えていない時期にどういう環境を与えるかは親の責任なので、まさに今、乳幼児期の経験にはこだわりたい」

 

「自分たちでなくてもできる家事は積極的にアウトソース」

 

「興味や関心を文系と理系で分けることの方がナンセンス。自分が心から面白そうだと思えるもに出会えたら、いつでも方向転換していい」

 

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